2013年

4月

10日

開発者とユーザーが文字通り「一緒に遊んだ」ソウル・サクリファイスイベントレポート

このエントリーをはてなブックマークに追加

僕が主宰して、好きなゲームを持ち寄ってみんなで遊ぶ「代々木ゲームルーム」というゲームサロン的なスペースを、毎週金曜夜19:00~23:00にワイプ代々木北口駅前店にてやっています。誰でも気軽にフラッと参加できて、毎週20人くらいが、携帯ゲームハードはもちろん、据え置きゲームハードやボードゲーム、PCゲームなどなど、色んなゲームで遊んでいます。

 

【関連サイト】

ゲームルーム(代々木ゲームルーム公式サイト)


その、代々木ゲームルームで、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)からPS Vita用に発売されているタイトル、ソウル・サクリファイスのタイムアタックイベントをやったんですが、これがとても面白いものでした。というのも、このタイムアタックイベント、20人程でやったんですが、約半分が、ソウル・サクリファイスの開発陣の皆様なのです。

 


イベント開催の経緯

 

イベントが開催された経緯なんですが、その前にまず、代々木ゲームルームに、ゲームルームサポーターというゲームルーム参加者有志による数名の組織があるというところからご説明しなければいけません。


ゲームルームサポーターは2ヶ月に1回、運営側と共にゲームルームサポーター会議を開き、毎月プッシュするタイトルを決めています。何でも遊べるよ! というのがゲームルームの良いところなんですが、意外と、なんでも遊べるというと、何しに行ったらいいのか分からないという人が多いのです。なので、今月はこのゲームを遊ぶユーザーを募集! というのをやっているんですね。そのゲームルームサポーター会議で、3月はPSO2やソウル・サクリファイスを遊ぶユーザーを募集する「PS Vita月間」と決まりました。


で、折角PS Vita月間と決まったし、もっとなんか盛り上げることはできないだろうかと、ダメ元でソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)の知り合いの方に相談したんです。すると、開発の人間に声をかけてみると言っていただきまして、あれよあれよという間に、じゃあ、開発陣を招いてイベントをやろう、それも、折角代々木ゲームルームでやるんだから、トークショウとかそういうものじゃなくて、みんなで一緒に遊べるものをやろう、と、話がきまりました。


というわけで、ユーザーと開発者が、本当に近い距離で、おしゃべりしながら、時には悔しがり、時にはガッツポーズをし、共闘するイベントを開催することができました。我ながら、ゲームユーザーにとってこれほど贅沢なイベントがあるだろうかと思うほど、それは夢のような空間でした。

 

 

ユーザー2人と開発者2人の4人1組で共闘

1つのテーブルを4人で囲んで、実際の距離としても、気持ちとしても、本当に近いところで開発者とユーザーが一緒になって遊びました
1つのテーブルを4人で囲んで、実際の距離としても、気持ちとしても、本当に近いところで開発者とユーザーが一緒になって遊びました

開発者のみなさんは、SCEの本村健太郎プロデューサーや鳥山晃之アソシエイトプロデューサー、comceptの下川輝宏ディレクター、マーベラスAQLの鈴木一徹ディレクターなど、メディアでも登場する方々をはじめとして、プログラマーさんやデザイナーさんなど、普段ユーザーと触れる機会が少ない、開発の現場で活躍する方々にたくさんおいでいただきました。


開発者2人とユーザー2人による4人1組のチームを作ります。ユーザーのみなさん、どなたとチームになるのかドキドキです。くじびきの結果、本村プロデューサーと下川ディレクターの2人が同チームに、会場がわっとわきます。一緒にプレイするソウル・サクリファイスファンにとっては最高に豪華な2人との共闘です。


タイムアタックは、チームごとに4つのクエストに挑戦し、合計タイムが一番短いチームの優勝となります。4つのクエストが終わって優勝チームが決まったら、休憩を挟んでチームを再編成、今度は2回戦目ということでまた4つのクエストに挑戦します。

 


200時間オーバーの強者から、数日前に買ったばかりの初心者まで

 

ゲームルームというか、僕が開くイベントは大体そうなんですが、必ずしもやり込んだコアユーザーだけが集まって、本当に上手な人を決める大会、というわけでありません。タイムアタック大会と銘打ってはいますが、一番大事なのは、開発者さんとユーザーが、ゲームを通じて交流し、楽しい時間を過ごすことです。


実際、開発者側が「ヤバイ! めちゃくちゃ上手い!」と思わず口にする程に立ち回りが見事な、プレイタイム200時間オーバーのユーザーさんもいれば、数日前に買ったばかりという初心者さんも参加していました。

 

 

勝っても負けても、楽しい時間

タイムアタック中は真剣そのもの。そして結果がでたら、一緒にガッツポーズしたり、悔しがったり、それも楽しいんです。
タイムアタック中は真剣そのもの。そして結果がでたら、一緒にガッツポーズしたり、悔しがったり、それも楽しいんです。

途中、ハプニングというか、思わぬ出来事がありました。本村プロデューサーと下川ディレクターが入った、あの豪華チームが、まさかのクエスト失敗! 会場では、何故か拍手が。本村プロデューサーと下川ディレクターも苦笑い。そのチームはほぼ優勝の可能性が無くなったわけですが、それでユーザーさんが残念そうにしているかといえばそんなことは全く無く、一緒に笑っています。開発プロデューサーやディレクターとクエスト失敗というのも、中々面白い記念になるかもしれません。


一方、先ほどの200時間オーバーの強者がいるチーム、開発者さんに「ヤバイ!」と言われるだけあって、圧倒的早さでクエストをクリアしていきます。クリアすると、一緒の開発者さんに褒められる褒められる。これだけ遊んでくれれば、作った側はもちろん嬉しいでしょうし、その遊んだ成果を開発者の方に披露して褒めてもらうユーザーさんも、すごく嬉しそうでした。


先にクエストが終わったチームは、他のチームが終わるまでしばらく歓談をしながら待機します。ユーザーさんにとっては、開発者さん2人を目の前にお話できる嬉しい時間でしょう。

 

 

ゲームが距離を短くする

終わりの挨拶をする本村プロデューサー。
終わりの挨拶をする本村プロデューサー。

タイムアタックイベントは20時からはじまって、22時半で終了。最後は優勝した2チームのユーザーさんに、ソウル・サクリファイスのオリジナルTシャツを、そしてブービー賞のチームにはオリジナルステッカーを本村プロデューサーからプレゼントしていただきました。

 

ゲームルームは23時までやってますので、その後30分は歓談。優勝商品を抱きしめて飛び跳ねながら喜ぶ女の子もいれば、開発者さんと記念撮影をする人も。ゲームのパワーのすごさといいますか、一緒に遊ぶという体験が、作る側と遊ぶ側の垣根を簡単に飛び越えさせてくれます。ユーザーも開発者さんも入り交じってワイワイと楽しみました。


最後はお帰りになる開発者のみなさんに、みんなでお礼を言って、お別れしました。

 


このためにデータを育ててくださった、開発者の皆様


実は、このイベントの話があがった時、1つ問題がありました。ソウル・サクリファイスはたくさん遊んでレベルを上げ、強力な供物(魔法を使う為の道具)を揃えることで、強くなっていきます。しかし、開発者のみなさんは、必ずしもしっかりと育てたセーブデータをお持ちじゃありませんでした。というのも、開発者の方々はたくさんゲームを遊んではいるんですが、それは主に開発の現場での話であり、まだ自身のPS Vitaではやりこめていなかったのです。


ゲーム発売後に実機で遊び直すか、そもそも遊び直す時間があるのかといえば、それは中々難しい場合もあります。それこそ、プロデューサーやディレクターなど、メディアやイベント対応がある方々は、発売前後からさらに忙しい状況にもなっていることでしょう。また、ソウル・サクリファイスは先日大型アップデートが行われたばかりです。今後も魔物の追加コンテンツが控えているそうで、製品がリリースされればそれで開発はおしまい、というわけではないかもしれません。


そんな心配の中、どうしようか考えていたイベント1週間前。開発者の方々が「この1週間で、育てます!」と言ってくださいました。ユーザーのみなさんと遊ぶために、今からやりこんでそれぞれに実機のデータを育ててくださると申し出てくれたのです。忙しい合い間をぬって! この申し出を頂いた時には、メールを見て1人で「おおっ」と声を出してしまいました。

 


開発者とユーザーが触れ合う場


ユーザーのみなさんから大変に喜ばれたのはもちろんのことなんですが、実は、開発者の方々からもお礼を言われました。単純に楽しかったとも言われましたし、ユーザーと生で触れ合うことで、色んなことが分かった、勉強になったと言っていただきました。もし本当に、忙しい中、時間を割いていただいて、それでも価値のある体験だったと言っていただけたのであるとすれば、こんなに嬉しいことはありません。


開発者とユーザーがこれほど近い距離感で一緒にゲームを遊ぶという場は、これまであまりなかったんじゃないかと思います。参加してくださったみなさんから、喜びの声をたくさんいただいて、幸せな1日でした。


参加してくださったユーザーのみなさん、開発者のみなさん、便宜を図ってくださった関係者のみなさん、本当にありがとうございました!


そして、イベントのきっかけを作ってくれ、僕がイベント運営にかかりっきりになっている間にも、他のゲームをいつも通りに遊びに来た参加者が楽しめるように動いてくれたゲームルームサポーターのみなさんにも、大変感謝しております。おかげで、ゲームルームに来た全ての人が楽しくゲームを遊ぶことができました。ありがとうございました!

毎週金曜夜19:00より、ワイプ代々木北口駅前店にて、みんなでゲームを持ち寄って遊べるゲームサロン的場所「代々木ゲームルーム」やってます。4月19日はアメリカザリガニ平井さんがやってきます!詳しくはこちら