FF13の発表会でドラクエ9のすれ違い通信をしてみた。

FINAL FANTASY PREMIERE PARTYに行ってきました。

 

スクウェア・エニックスが開催した、「FINAL FANTASY PREMIERE PARTY」へ取材に行ってまいりました。場所は日本科学未来館。パーティーは、日本科学未来館の象徴である巨大な球体モニターで宇宙空間から見た地球を表現するGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)を、ゲームに登場する球体の空中都市「コクーン」に見立てるという、非常にダイナミックな演出で始まりました。すごい迫力、だって本当にコクーンが浮いてるんですから。

 

司会はタレントの山本モナさん。そしてスクウェア・エニックスの和田社長が登場し、「最近は便利なものがありまして、皆さんもうご存知の方もいるかもしれませんが・・・」などと発表前に発売日がバレてしまったことをネタにしつつ会は進行していきましたが、今日お話するのはそんな詳細なレポートではございません。それはパーティーから家に帰ってきたら、既にITmediaさんがバッチリ載せてました。流石のスピード。

 

まあ、そういう記事にできそうな話は、記事にしたいので、ここではやりません。

 

で、何をしたかと言いますと、タイトルの通りなんですが、折角「FINAL FANTASY PREMIERE PARTY」という特別な場に行くことができましたので、ここぞとばかりにドラゴンクエスト9 星空の守り人(以下ドラクエ9)のすれ違い通信をやってみました。

 

ここでドラクエ9のすれ違い通信を・・・と考えたのは僕だけではないはず。

 

取材に行っておいて、何やってるの、と怒られそうですが、でも思いついちゃったんです。ここでドラクエ9のすれ違い通信したら面白そうだなあ、と。ちなみにそう思ったのは僕だけではないはずです、間違いなく。だって、17人も呼び込みできましたから。やっぱりですよね、やりますよね、そうですよね。ここにいるのはみんな大人ですけどね、仕事で来てる人が多いでしょうけどね、ゲーム大好きな大人ですもんね。

 

パーティーは発表会というよりは本当にパーティーな雰囲気で、途中で何度か「ご歓談を」的な休憩時間もあって、ビュッフェ方式で食事も出されました。その食事が何か生け花かフラワーアレンジメントみたいな感じで、串にささったアスパラガスやジャガイモが活けて?あって、やたらと謎のオシャーレ感はあるんですが、手で串を持つ部分が埋まる形で活けてあるから凄く取りづらくて、という話もどうでもいいんですが、とにかく休憩時間がたくさんある立食パーティー形式だったので何度もニンテンドーDSを開いていろんな人と通信をすることができました。

 

なんだか今日は脱線が多いのですが、記事にはできない感じのネタがいくつかあったのでもったいないから拾って詰め込みました。すみません。というわけで、本題ですが、すれ違い通信をした中で何名か面白そうな方々がいらっしゃったので、ご紹介してみたいと思います。

 

 

PC fanの担当ぱぴいさん

まずは、この人、「たんとう ぱぴい」さん。この方はどうやらパソコン雑誌の編集者の方のようです。

 

おそらくは、PC fanの担当ぱぴいさんではないでしょうか。ちなみにプレイ時間161時間でレベル99のパラディン。流石にやりこんでますね。

レコチョクのあさこさん

それから、お次は「あさこ」さん。着うたや、着うたフルなど、携帯電話向け音楽配信サービス大手のレコチョクの方のようです。どうしてレコチョクがゲームの発表会に?と思われるかもしれませんが、それはおそらくFF13の主題歌を歌う菅原紗由理さん関係だと思われます。

 

パーティーでは、オーケストラをバックにFF13のテーマソング「君がいるから」を歌う菅原さんが登場したのですが、彼女はデビュー曲の「キミに贈る歌」がレコチョクの新人杯のグランプリに輝いているんです。というわけでレコチョクの方も、発表会にいらしていたんでしょうね。ゲーム業界はもう、ゲーム業界だけでなく、色んな業界とつながっているんですね。

 

ちなみに、あさこさんはプレイ時間91時間。ばっちりプレイしてますね。この人はゲームが本業ではないんだと思うんですが・・・いやはや、みなさん忙しい業界の人なはずなのに、スゴイです。

 

レコチョクにはドラクエの曲もたくさんある、と宣伝なさってますので、興味のあるかたは是非いってみてください。

 

月刊少年ガンガンのロベカシさん

どんどん参りましょう!「ろべかし」さんです。この方は・・・スクウェア・エニックスが出版するマンガ雑誌、月刊少年ガンガンの編集者の方ですね。僕も昔お世話になりました、初期の頃の魔方陣グルグルとか雑誌で読んでました。

 

しかも、どうやらドラクエ9担当の方のようです。ガンガンの公式サイトのドラクエ9プレイブログ「星空守り隊」にも登場していますね。なんでも変態妖精の方なんだそうですよ。最近どうも変態の方と縁がありますね。

プレイ時間は・・・448時間20分!?すれ違い来客数758人、宝の地図クリア666回。とんでもなくやりこんでます。448時間って、仕事だと考えるとこれ、法定労働時間が月160時間(週40時間)なので、3ヶ月弱の労働時間に相当します。ドラクエ9が発売されてまだ2ヶ月ですけどね・・・。ドラクエ9をプレイさえしてればいいなんてわけないですから、仕事だと思ってたらとてもやってらんないですね。愛ですなあ。

 

モナ・・・さん?

そして最後は・・・「もな」さん。もな・・・モナ・・・山本モナ!?

 

司会を務めるタレントの山本モナさん!?えー、でも今そこで出演してるのに?ドレッシーな姿しててDS隠しもってると?しかし、職業が「町のしゃれ者」になっているのは、確かに山本モナさんっぽい気もします。もしかするとすれ違いしたいモナさんがマネージャーさんに頼んで・・・とかでしょうか?

 

それ以前に、そもそもモナさんはドラクエ9をプレイされてるんでしょうか。と思ってブログを探してみたら、してましたー!しかも名前は「もな」。これはほぼ確定ではないでしょうか。(万が一間違いでしたらすいません・・・。)本日1番の有名人にヒットしたようです。

山本モナさんのプレイ時間は82時間18分。多忙を極める芸能人なはずなのに・・・やりこんでますね・・・。ステージ上で、自分もファイナルファンタジーのファンで、発売を楽しみに待っていたとおっしゃってましたが、その言葉に嘘はなさそうです。立派なゲーマーです。

 

ドラクエ9にFF13のパーティー会場を入れて持って帰る

 

ステージに向かって左側前の方にエンターブレイン代表取締役社長の浜村弘一さんがいらっしゃったので、ここぞとばかりに近づいて通信を試みてみましたが、駄目でした。プレイされているのか、されていないのかは知りませんが、あの場にはお持ちでなかったようです。

 

帰り道、1人でタクシーを捜されていたので、よっぽど声をかけて、名刺でもお渡ししてみようかと思いました。でも、やっぱり有名人だからと言っていきなり声をかけるのもどうだろう、浜村さんにとってみれば煩わしいだけかもしれないと思ってやめました。

 

今回、ご紹介させていただいた方々、それにご紹介していない残り13人の方々も、僕は一切面識がございません。山本モナさん以外はお顔も分かりません。もちろん、声もかけていません。浜村さん同様、どころかそれ以下です、お互い全く知らない状態。まさにすれ違いです。

 

でも、交流しました。プレイ時間を見て感心して、なさっているお仕事に興味を持ったりもしました。もちろん、思い出になりました。今、僕のドラクエ9のリッカの宿屋は、1階と2階をパーティー参加者が完全に占領し、まるで「FINAL FANTASY PREMIERE PARTY」会場になってしまったかのようです。みんなテーブルを囲んで歓談しています。司会の山本モナさんもいます。もしかするとコクーンに扮したGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)も飾られているのかもしれません。

 

すれ違い通信って本当にすごいです。この、場の共有感、絶妙な距離感、触れるか触れないかの際で交差するコミュニケーション。nintendogsの頃から新しいコミュニケーションの形を模索したメディアアートに思えてしょうがありません。

 

芸術の世界、現代美術の世界でもこういうコミュニケーションを考える人はきっといると思うんです。でも、1度に300万人以上にばら撒いて実行するなんて不可能に近いですよね。これはエンターテイメントのパワーです。ダイナミックです。そして芸術的です。

 

ドラクエ9にFF13のパーティー会場を入れて持って帰り、今この記事を書いています。ゲームの凄さに触れることができました。ああ、本当に今日は楽しい1日だったなあと、余韻に浸ります。